赤ちゃんがなかなか寝てくれない…赤ちゃんの寝かしつけのコツを解説!

赤ちゃんがなかなか寝てくれない、ママも寝れない…
赤ちゃんのねんねトラブルは多くのママさんが悩まれていると思います。

 

私はこんな悩みがありました。

 

  • 抱っこでしか寝てくれない
  • 背中スイッチ(布団に置くと泣いて起きる)が毎回発動
  • また1から寝かしつけでガックリ…
  • 寝かしつけに1時間以上かかる
  • なかなか長時間寝てくれない
  • 成長してきて長時間抱っこするのが辛い!
  • 夜も頻繁に起きるので自分が寝れない
  • まとめて寝れないのでストレスが溜まる

 

私はあまり悩まなかった部分ではあるのですが、このような悩みもあると思います。

 

  • おっぱいでしか寝てくれない
  • 夜泣きがひどく、何をしても泣き止まない
  • 夜中に覚醒して遊び始める
  • 早朝に起きてしまう

 

悩みを挙げ出したらキリがないくらい、ねんねトラブルは本当に大変ですよね!

 

今回は、新生児期〜生後5ヶ月までの寝かしつけのポイントと体験談をご紹介します。

 

赤ちゃんがなかなか寝られない理由

大人は暗い部屋で布団があればだんだん眠くなってくると思いますが、赤ちゃんはそう簡単には寝てくれません。

 

赤ちゃんがなかなか寝てくれない理由を紹介していきます。

 

そもそも一人で寝付く能力がまだない

新生児期~生後5ヶ月頃の赤ちゃんは、そもそも自分一人で寝付ける能力自体がまだありません。

 

私たちが子どもの頃、いきなり自転車に乗れるようにはならなかったですよね。
親御さんに手伝ってもらいながら練習して、自転車に乗れるようになったはずです。

 

赤ちゃんのねんねも同様で、赤ちゃんが低月齢の頃はママが抱っこや授乳など手をかけてあげてやっと寝つくことができます。

 

睡眠が浅い

新生児期~生後5ヶ月頃の赤ちゃんは、まだ睡眠が浅い頃です。
睡眠が浅いため、光や物音、モロー反射などの刺激で目が覚めてしまうこともあります。

 

※モロー反射:生まれたときから自然と備わっている原始反射のひとつ。手足を驚いたようにビクッと痙攣させたあとに、両腕で万歳のような動作をします。

 

不快なことがある

新生児期~3ヶ月頃の低月齢の赤ちゃんは、以下のような不快な点があり目が覚めることが多くあります。

 

  • おむつが濡れている
  • お腹がすいている
  • げっぷが出ておらず、お腹が張っている
  • 便秘
  • 温度、湿度が快適ではない
  • 体調が悪い

 

低月齢の頃の赤ちゃんは、まだ「快」か「不快」かの表現しかできないので、これらの不快な点が原因で寝られなくなっている可能性があります。

 

活動時間を過ぎて疲れすぎている

愛波文さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』によると、子どもには「活動時間」というものがあり、機嫌よく起き続けられる時間が月齢ごとに大体の目安があるそうです。

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大人は疲れると眠くなって寝るというのが普通ですが、子どもはこの活動時間を超えると疲れすぎて、目を覚ますストレスホルモンが分泌されてしまいます。

 

ストレスホルモンが分泌されることにより、余計に眠れなくなるという悪循環に入ってしまうのです。

 

赤ちゃんをうまく寝かしつけるコツ

赤ちゃんの月齢が低いためうまく寝かしつけられないこともありますが、ママがコントロールできる部分もあるので、今日からできる赤ちゃんをうまく寝かしつけられるポイントをご紹介します。

 

泣く理由を見極める

上記でご紹介したように、赤ちゃんは不快なことがあって泣いている可能性があります。

 

  • おむつが濡れている
  • お腹がすいている
  • げっぷが出ておらず、お腹が張っている
  • 便秘
  • 温度、湿度が快適ではない
  • 体調が悪い

 

まずは不快な点を解消してあげましょう。

 

活動時間内に寝かしつける

先ほどご紹介した「活動時間=機嫌よく起き続けられる時間」を目安に、活動時間をオーバーする前に寝かしつけをしましょう。

 

以下のような赤ちゃんが眠い合図を出す前に寝かしつけを始めるのがベストです。
あくび、目をこする、ぐずる、反応が遅くなる、顔をママにこすりつける

 

縦抱きにして縦に揺らす

 

助産師のHISAKOさんによると、赤ちゃんには「輸送本能」というものがあるようです。
ライオンの母親が赤ちゃんライオンの首を加えて歩くように、哺乳類は縦に揺れる状態が安心するという本能です。

 

赤ちゃんを縦抱きにしてスクワットをしたり散歩をしたりすることで、赤ちゃんが安心して泣き止んだり寝付くことも多いのです。

 

新生児の時は首がまだ座っていないので、縦抱きにするのは不安かもしれませんが、縦抱きの練習をすると首の座りが早くなるので少しずつ練習してみましょう。

 

赤ちゃんが安心する「Cカーブ」で寝かせる

「Cカーブ」とは、赤ちゃんが体を丸めた姿勢のことを言います。

 

赤ちゃんは生まれる前、ママのお腹の中で体を丸めた状態でいますよね。
この「Cカーブ」の状態が赤ちゃんが安心する姿勢なのです。

 

授乳クッションに赤ちゃんの頭を置くことで「Cカーブ」は作れます。

 

抱っこで寝かしつけている方は、抱っこで寝付いた後授乳クッションに頭を置く形で布団に降ろしてあげると、背中スイッチが発動することなく寝かしつけることができます。

 

おくるみを活用する場合は要注意!

おくるみで赤ちゃんの腕を巻いて固定してあげると、モロー反射で目を覚ましてしまう事を防ぐ事ができるので、長い時間寝てくれる可能性が高くなると言われています。

 

ただ、おくるみできつく巻いてしまうのは危険も伴うことを知っておきましょう。

 

助産師HISAKOさんの動画では以下のような危険性を挙げられています。

 

  • おくるみで巻いた状態でCカーブにすると呼吸がしづらい可能性がある
  • 股関節脱臼になる可能性がある
  • 熱がこもるため乳幼児突然死症候群SIDS)になる可能性がある

 

おくるみを使って寝かしつけをする場合は、赤ちゃんをすぐ見れる状態にしておくことと、長時間巻いたままにするのは控えておきましょう。

 

添い寝をする場合は要注意!

添い寝をすると赤ちゃんが安心して良く寝てくれたり、ママも添い乳をしやすいなどのメリットがあります。

 

しかしリスクもあるので注意しましょう。
例えば、布団やママの体が覆いかぶさることで起こる窒息、ベッドでの添い寝の場合は転落などに注意しましょう。

 

新生児~生後5ヶ月までの寝かしつけの体験談

 

子どもが小さい頃は、私は上記のような知識がなかったため手探りで寝かしつけをしており、あらゆるねんねトラブルに悩まされました…

 

そしてネットで調べながらいろいろな方法を試しました。

 

結論から言うと、私の赤ちゃんで効果があったのはこの2点です。

 

  • 抱っこ紐で縦抱きにして、家じゅうを歩き回って縦に揺らす!
  • 授乳クッションに頭を乗せて「Cカーブ」を作る!(生後3ヶ月くらいまで)

 

では、新生児~生後5ヶ月までの初めての寝かしつけ奮闘体験談を詳しくご紹介します。

 

新生児期のねんね体験談

「睡眠」の欄に、寝た時間を矢印↔で記録しています。

 

産後入院中は授乳するために無理矢理起こすくらいよく寝ていたので、退院後1週間くらいは授乳したらそのまま寝ることが多かったです。

 

なので、寝かしつけという寝かしつけはしていなかったのですが、生後3週間くらいから特に22時以降になかなか寝なくなりました。

 

新生児期は実家でお世話になっていたので、私の母のやり方を見ながら、抱っこで寝かしつけをしていました。

 

「やっと寝た…」と思い、そーっと布団に置くと…
「ふぇぇ〜ん」と泣いて起きるの繰り返し…
背中スイッチ発動しまくりでした。

 

おくるみの効果

ネットでいろいろ調べると、赤ちゃんをおくるみで巻くといいと書いてあったので試してみました。

 

ただおくるみを巻くのは、上記のような股関節脱臼などの危険性もあるので要注意です。

 

当時はそんな知識もなかったのでぐるぐるに巻いてました。
かわいいんですけどね…

 

おくるみ作戦は成功する時もあれば失敗する時もあるという感じで、成功率はまちまちでした。

 

その後も、よく寝る時もあれば、30分~1時間くらいしか寝なくて起きていることもあり、なかなかリズムが作れませんでした。

 

バウンサーの効果

少しでも寝かしつけが楽にできないか…ということで、赤ちゃんをあやしたり寝かしつけにも有効というバウンサーを購入しました。

 

どんなバウンサーが良いかわからなかったので、一番人気のベビービョルンのバウンサーを購入しました。

 

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バウンサーはぐずったときに乗せてあげると、落ち着くのか泣き止むことが多かったです!
ただ寝るまではいかずでした…

 

バウンサーで泣きを落ち着かせてから抱っこで寝かしつけていました。

 

生後1ヶ月のねんね体験談

生後1ヶ月になっても、良く寝る時もあればすぐ起きる時もあり、まだリズムは作れませんでした。

 

スワドルアップの効果

モロー反射対策のために「スワドルアップ」を購入しました。

 

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着せた時に泣いたり、1枚しか買わなかったので洗濯のペースが合わなかったこともあって、着せたり着せなかったりであまり活用しませんでした…

 

傾向としては、日中はあまり長く寝れないことが多かったですが、夜はしっかり寝てくれる印象でした。
夜の寝かしつけには効果はあると思います!

 

縦抱き縦揺れの効果

私の赤ちゃんが便秘気味な時にやっていた、自称「うんちぶりぶり体操」という縦抱きにしてテンポよく縦に揺らす体操(遊び?)をしていました。※便秘に効くわけではありません!(笑)

 

縦抱きにして「うんち ぶりぶり うんち ぶりぶり うんち ぶりぶり~」と歌って縦に揺らしていました(笑)

 

ある日うんちぶりぶり体操で遊んでいると、赤ちゃんがうとうとしだして、すん…っと寝ました!!
そのままそーっと布団に寝かせて熟睡…
これは目からうろこでした。

 

赤ちゃんは縦抱き縦揺れが心地いいみたいなのでおすすめです!

 

抱っこ紐の効果

縦抱き縦揺れを楽にするために、私は「コニー」の抱っこ紐を使っていました。

 

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まずママが抱っこ紐をかぶり、赤ちゃんを抱っこしながら赤ちゃんの足を抱っこ紐に通していきます。
首が座っていない頃は装着が難しいのですが、慣れれば簡単でとても便利でした!

 

抱っこ紐で抱っこして家じゅうをうろうろしていると寝付いてくれるので、自分の手で抱っこするよりも断然楽です!

 

またコニーの抱っこ紐はベルト等はついていないので、寝付いて布団に降ろす時も簡単でした。

 

授乳クッションを使った「Cカーブ」の効果

背中スイッチ対策のために授乳クッションに頭を乗せて寝かせることを試してみました。

 

布団に置く時のヒヤッと感がないのか、背中スイッチで起きることは少なかったので、効果ありでした!
あと授乳クッションに収まっている感じが可愛いです…!

 

ただ、寝ている間にだんだん体が下にずれてきて、赤ちゃんの首が曲がっている時があったので、呼吸ができているか少し不安でした…

 

わが子は大丈夫でしたが、すぐに赤ちゃんを見られるような環境で寝かせることをおすすめします。

 

生後2ヶ月のねんね体験談

生後2ヶ月になってから、急に夜10時間くらい寝るようになりました。
理由は謎ですが、私がしっかり寝られるようになったので本当にありがたかったです…

 

今思えば、栄養的に夜間授乳をした方がよかったのかなと思いますが、おしっこうんちもよく出ていたし元気だったので、たぶん大丈夫だったのだと思います!

 

この頃から、授乳後も機嫌よく起きられる時間(活動時間)が長くなり、生活リズムも安定してきました。
日によりますが、「授乳→1~2時間遊ぶ→1~2時間寝る」というリズムで、大体3時間おきの授乳でした。
夕方は寝にくいことが多かったです。

 

2ヶ月後半からは、夜中1回ですがまた起きるようになりました。

 

真夜中ドライブの効果

夜中12時に泣いて起き、授乳しても寝なかったので、真夜中にドライブをしてみることにしました。

 

30分くらいドライブをして車の揺れでうとうとしてくれて「寝たー!!!」と思ったのですが、チャイルドシートから降ろすときに目が覚めて断念…

 

効果がなくはなかったですが、チャイルドシートから降ろすときの工夫が必要ですね…

 

生後3ヶ月のねんね体験談

生後3ヶ月になると、より活動時間も長くなり、「授乳→2時間遊ぶ→1~2時間寝る」という生活リズムが定着してきました。

 

添い寝の効果

赤ちゃんが夜中や早朝に寝言泣き(赤ちゃんが寝ぼけて泣くこと)をすることがありました。

 

私と赤ちゃんは布団を2枚敷いてそれぞれ寝ていたのですが、寝言泣きした時は私も寝ぼけながら赤ちゃんを私の布団に連れ込んで添い寝していました。

 

添い寝をすると赤ちゃんも安心するのか、すぐ泣き止んでぐっすり寝てくれました!

 

窒息のリスクもあるので積極的におすすめはできないのですが、良く寝てくれて助かったので、安全に配慮して添い寝しましょう。

 

気づいたら寝ていることも…

本当にまれにですが、日中は基本的にベビージムで遊ばせており、気づいたら寝ていることもありました。
「活動時間」を過ぎて限界を迎えたんでしょうね…

 

授乳クッションを使った「Cカーブ」は中止

生後3ヶ月を過ぎた頃に、寝返りよりも先に寝返りがえり(うつ伏せから仰向けに戻ること)ができるようになりました。

 

いつ寝返りをするかわからず、授乳クッションで寝ている間に寝返りをして窒息するのが怖かったので、この頃から授乳クッションで寝かせるのをやめました。

 

生後4~5ヶ月のねんね体験談

生後4~5ヶ月は、夜中起きて授乳したり(それでも1回程度)、寝言泣きで添い寝して寝かせたりとまちまちでしたが、割と夜はぐっすり寝てくれることが多かったです。

 

新生児から使っているブランケットが大のお気に入りで、安心するのかよく寝ながら顔にブランケットをかぶって寝ていました。
窒息しないか不安でしたが、隙間で呼吸できていたようです…

 

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こちらのブランケットはふわふわで肌触りがよくおすすめです!
1歳になった現在も顔までかぶって寝ています(笑)

 

ブランケットは窒息するのが怖かったので、フリース素材のスリーパーを購入しました。
(足元におくるみかけちゃってますが…)

 

赤ちゃんを布団や服などで温めすぎると乳幼児突然死症候群SIDS)になる可能性があります(詳しくは別の記事で説明します)。
熱を放出できるように手足は覆わない方がいいので、スリーパーがおすすめです。

 

まとめ

新生児期〜生後5ヶ月までの寝かしつけのポイントと体験談をご紹介しました。

 

  • 赤ちゃんが低月齢の頃はまだ一人で寝られる能力がない
  • 活動時間より前に寝かしつけるのがベスト!
  • 寝かしつけは縦抱き縦揺れがおすすめ!
  • 抱っこでの寝かしつけは便利な抱っこ紐を使おう!
  • 添い寝は安全に配慮すれば効果的!

 

私の体験談をご紹介しましたが、赤ちゃんによってよく寝る子、全然寝ない子様々だと思います。

 

いろいろ試して、赤ちゃんに合う寝かしつけの方法を探していきましょう!

 

次回は、赤ちゃんが快適に眠れる睡眠環境についてご紹介します。

 

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