赤ちゃんにいつまでミルクを飲ませたらいい?1歳になったらやめないといけない?

卒乳やミルクをやめる時期、ママさんにとっては悩みの一つですよね。

 

私は生後4ヶ月から完全ミルクで育児をしていたのですが、こんな悩みがありました。

 

  • 離乳食が始まったらミルクは減らす?
  • ミルク以外の水やお茶も飲まさないといけない?
  • ミルク以外の水分を嫌うからミルクはやめられない…
  • 1歳になってからもまだミルクを飲ませてるけど大丈夫⁈

 

粉ミルクの缶に「1歳まで」と表記されていますが、いつまでミルクを飲ませたらいいのかわからないですよね…

 

今回は、完全ミルク育児の場合のミルクをやめる方法と時期について、体験談も併せてご紹介します!

 

離乳食が進んできた時のミルクの調整の仕方

https://www.meiji.co.jp/baby/club/category/ask/milk_qa/as_milk_qa272.html

 

基本的にはミルク缶のパッケージに表示されている月齢別調乳量表を目安に授乳すれば大丈夫ですが、明治のサイトには「離乳食後のミルクの量は、離乳のすすみ具合にあわせて加減してください」と表記されています。

 

ではどのくらい調整すればよいのでしょうか?

 

結論から言うと、決まりはありません!
と言われても困りますよね…

 

明確なルールはないのですが、ある程度目安があった方がママさんも楽だと思うので、大体の目安として月齢別のミルクの調整の仕方をご紹介します。

 

5~6ヶ月のミルクの調整の仕方

5~6ヶ月は離乳食をスタートし始める時期です。

 

まだ食べる量は少ないので、離乳食だけは十分な栄養は摂れません。
ミルクは減らさず、ミルク缶のパッケージに表示されている月齢別調乳量表を目安に授乳しましょう。

 

5~6ヶ月だと1回200mL×1日5回が目安で、離乳食に慣れさせるためにも離乳食後にミルクをあげるようにすることをおすすめします。

 

7~8ヶ月のミルクの調整の仕方

7~8ヶ月になると、離乳食が2回食になっている赤ちゃんも多いと思います。
1回の離乳食の量も多くなっているので、離乳食で栄養もしっかり摂れるようになってきます。

 

ミルクは1回の量または回数を少しずつ減らしていってみましょう。
例えば、1回200mLを100mLに、1日5回を4回に減らしていきます。

 

ただ、ミルクを減らすと水分不足になる可能性もあるので、水や麦茶などのミルク以外の水分に慣れてきてからミルクを減らすことをおすすめします。

 

9~11ヶ月のミルクの調整の仕方

9~11ヶ月になると、離乳食が3回になり1回の量も増えるので、栄養摂取は離乳食がメインになってきます。

 

7~8ヶ月の時と同様に、水や麦茶などのミルク以外の水分に慣れてきたらミルクを減らしていきましょう。
水や麦茶を飲んでくれない場合は、赤ちゃん用のジュース等も甘くて飲みやすいと思います。

 

ミルク量の目安は1回200mL×1日2~4回=1日トータル400~800mLです。

 

12~18ヶ月のミルクの調整の仕方

12~18ヶ月になると、食事は大人とほぼ同じものを食べられるようになることに加えて、1日に1~2回おやつを食べるお子さんも多いと思います。

 

ミルク以外の水分では、水や麦茶に加えて牛乳にもトライしてみましょう。
ミルク量の目安は1回200mL×1日2~3回=1日トータル400~600mLです。

 

12~18ヶ月になると、自然とミルクの飲まなくなるお子さんもいます。

 

ここまで大体の目安として月齢別のミルクの調整の仕方をご紹介しましたが、あくまでも一例です。
赤ちゃんが欲しがるなら無理にミルクを減らす必要はないと思います。

 

大事なのは数字ではなく、赤ちゃんが元気でいるかどうかをよく観察することです!

 

ミルクの卒乳までの体験談

月齢別のミルクの調整の仕方の目安をご紹介しましたが、私の赤ちゃんはすべてこの通りにいったわけではありません。

 

数字にこだわらない!でと言いながら、私は数字で管理したかったので、ミルクの調整をどのようにやったのか、体験談をご紹介します。

 

5ヶ月のミルク量

「その他」の欄の数字はミルク量、「*」は離乳食を食べたタイミングを記載しています。

 

5ヶ月半くらいから離乳食をスタートしました。
この頃はミルク缶の表示通り1回200mL×1日5回あげるようにしていたのですが、ミルクを残すこともあったので、1日トータルで約900mLくらいのミルク量でした。

 

6ヶ月のミルク量

離乳食を開始して1ヶ月経った頃(6ヶ月半)に2回食に増やしました。
6ヶ月いっぱいまでは今までと同じく1回200mL×1日5回=1日トータル700~900mL(ミルクを残すときもあったので)にしていました。

 

7ヶ月のミルク量

7ヶ月になり、ミルク以外の水分を飲ませる練習をしようと思い、水(または白湯)や麦茶を哺乳瓶やストローマグで与えてみるものの、味が嫌だったのかあまり飲めませんでした。

 

水分不足にならないか不安だったので、引き続きミルクは同じ量あげていました。

 

8ヶ月のミルク量

8ヶ月になり、まだ麦茶などはあまり飲まなかったのですが、ミルクの量を減らしてみようと思い、離乳食の後のミルクを200mLから100mLに減らしてみました。
1回200mL×3回+1回100mL×2回を目安にして、回数や量はある程度前後しています。

 

おしっこがちゃんと出ているようだったので、このパターンを続けてみることにしました。

 

9ヶ月のミルク量

8ヶ月半から保育園に通うようになり、離乳食は3回食になりました。
保育園ではあまりミルクを飲みたがらなかったようで、水分不足にならないように家では1回200mLあげていました。

 

登園2週間後に初めての病気になり、普通の風邪ではあったのですが38℃の高熱が出ていて、離乳食もあまり食べられない時もありました。

 

水分と栄養を摂らせるために、ミルクは減らさずに1回200mLを目安に飲ませていました。
体調が悪いのでミルクは飲んだり飲まなかったりでした。

 

この頃にはストローマグにも少しずつ慣れてきて、麦茶もある程度飲めるようになってきました。

 

10~12ヶ月のミルク量

風邪が治っては、保育園でまた新しい病気をもらってくるの繰り返しで、約2ヶ月間は保育園の洗礼を受けることになりました…

 

体調が悪いときはあまり離乳食が食べられないので、この2ヶ月間も1回200mLを目安にミルクは減らさずに飲ませ、加えて麦茶やジュースをあげていました。

 

保育園ではミルクだけではなく麦茶などの水分自体を嫌がって飲まないようだったので、家では1回200mLを目安にミルクを飲ませました。

 

12ヶ月でミルクを卒業

1歳の誕生日を迎えてからも家では1回100~200mLのミルクを飲んでいました。
ミルク缶に「1歳頃まで」と記載があるのに大丈夫かな…と少し不安になっていました。

 

すると12ヶ月半になった頃に、急にミルクを飲まなくなりました。
哺乳瓶をペッと捨てて嫌がるようになりました。

 

「あんなにミルク好きだったのに、これが卒乳か!」とびっくりしたのを覚えています。

 

それからはストローマグや100mLくらいの紙パックの飲み物を飲んで哺乳瓶も卒業しました。

 

粉ミルクは1歳までにやめないといけない?

ミルク缶のパッケージには「0歳~1歳頃まで」と記載されているものがほとんどだと思います。

 

なぜ「1歳頃まで」と決められているのでしょうか?

 

赤ちゃんが成長し離乳食を始める5~6ヶ月になると、1日に必要な鉄分やカルシウムなどの栄養素が母乳や粉ミルクだけでは不足するようになってきます。

 

特に鉄分に関しては、赤ちゃんがママのおなかの中にいる時に、生後6ヶ月頃までに必要な鉄分をママからもらって生まれてきます。
鉄分は汗と共に流れて減っていくため、6ヶ月頃からは離乳食などから鉄分を補うことが必要になってきます。

 

離乳食が進んで1歳頃になると、鉄分やカルシウムなどの栄養素は食事や牛乳、またはフォローアップミルクで摂取が可能となるため、粉ミルクは目安として「1歳頃まで」との記載があるのです。

 

以上のことを踏まえると、粉ミルクは1歳になったら絶対にやめないといけないというわけではないのです。

 

赤ちゃんが欲しがるのであれば1歳過ぎても飲ませて大丈夫ですし、フォローアップミルクに切り替えるのもいいかもしれません。

 

ちなみに私の子どもはフォローアップミルクは飲ませていません。
良いかどうかはわからないのですが、鉄分入りの野菜ジュースは時々飲ませていました。

 

まとめ

今回は、完全ミルク育児の場合のミルクをやめる方法と時期についてご紹介しました。

 

  • 離乳食の進み具合に合わせて徐々に減らしていく
  • 水分不足にならないようにミルク以外の水分に慣れさせる
  • 赤ちゃんが欲しがるのであればミルクを飲ませ続けてもOK
  • ミルクは1歳を過ぎても飲ませ続けてOK

 

いつミルクをやめないといけないという決まりはないので、赤ちゃんの方から卒乳するのを待てばいいのかなと思います。

 

ミルクをゴクゴク飲む姿も愛らしかったので、ミルクを卒業して大きくなったな~と嬉しいような寂しいような…

 

子どもの成長は本当にあっという間です!