「ねんねトレーニング(ねんトレ)」で寝かしつけから卒業しよう!
赤ちゃんの寝かしつけ、こんなお悩みはありませんか?
- 赤ちゃんが抱っこやおっぱいでしか寝てくれない
- 赤ちゃんがなかなか寝てくれなくてイライラする
- 赤ちゃんの夜泣きがひどい
- 赤ちゃんが夜に覚醒してしまう
ママの睡眠時間がなかなか取れなくてストレスが溜まりますよね…
私は子どもが生後6ヶ月の時に「ねんねトレーニング」を行いました。
ねんねトレーニングで子どもが1人で寝てくれるようになり、寝かしつけのストレスがなくなりました!
今回は、「ねんねトレーニング」の方法と体験談をご紹介します。
「ねんねトレーニング」とは
「ねんねトレーニング(ねんトレ)」とは、赤ちゃんが1人で眠れるようにトレーニングすることです。
抱っこやおっぱいなど赤ちゃんが慣れた方法で寝かしつけをされているママさんも多いと思いますが、この癖があると赤ちゃんは「コレでしか寝られない!」という状態になってしまいます。
また、赤ちゃんは夜中に目が覚めた時に、寝付いた状態から環境が変わっているとびっくりして夜泣きに繋がると言われています。
例えば、ママに抱っこされて寝ついたのに目が覚めた時には布団にいるとびっくりしてしまうのだそうです。
1人で寝つけるようになれば、夜中に目が覚めたとしても環境が変わっていないので夜泣きに繋がることもありません。
ただ、ねんねトレーニングは必ずやらないといけないわけではありません。
今の寝かしつけの方法でママさんが幸せであれば、無理にねんねトレーニングをする必要はありません。
赤ちゃんの寝かしつけや夜泣きにお困りの方は、ねんねトレーニングをご検討されてみてはいかがでしょうか。
ねんねトレーニングを始める前に
ねんねトレーニングをする前には事前準備が非常に重要です。
ねんねトレーニングを始める前の注意点をご紹介します。
「睡眠の土台」を整える
「睡眠の土台」とは、「睡眠環境」「ママと子どもの幸福度」「生活リズム(ねんねルーティン)」のことを言います。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:赤ちゃんが1人で眠れる?!「睡眠の土台」を整えよう!
ねんねトレーニングを始める前に「睡眠の土台」を整えておくことは前提条件になります。
睡眠の土台を整えるだけでセルフねんねができるようになることもあります。
まずは睡眠の土台を整え、それでも1人で寝られない場合はねんねトレーニングを行ってみましょう。
ねんねトレーニングを開始する時期
ねんねトレーニングは、夜通し寝られるようになると言われている生後6ヶ月以降から始めます。
6ヶ月よりも低月齢の頃は、発育や成長、母乳量等が睡眠に影響することが考えられるため、ねんねトレーニングをしても効果が得られないことがあります。
生活スケジュールを整える
愛波文さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』によると、子どもには「活動時間」というものがあり、機嫌よく起き続けられる時間が月齢ごとに大体の目安があるそうです。
ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK) [ 愛波 文 ] 価格:1,320円 |
大人は疲れると眠くなって寝るというのが普通ですが、子どもはこの活動時間を超えると疲れすぎて、目を覚ますストレスホルモンが分泌されてしまいます。
この活動時間を目安に授乳や昼寝の時間などの生活リズムを整えることが必要です。
関連記事:赤ちゃんがなかなか寝てくれない…赤ちゃんの寝かしつけのコツを解説!
ねんねトレーニングの予告をする
ねんねママさんのYouTubeによると、ねんねトレーニングを始める前に赤ちゃんに予告をすることが必要と解説されています。
急にねんねトレーニングを始めると、「今まで抱っこやおっぱいで寝かしつけられてたのに!」赤ちゃんもびっくりしてしまいます。
遅くとも約1週間前から声掛けをしてあげたり、カレンダーを見せていつから始めるのかを説明したりするなど、いつからねんねトレーニングを始めるのかを予告していきましょう。
ねんねトレーニングの方法
ねんねトレーニングの方法には2種類あります。
- フェイドアウトメソッド:子どもとの距離を少しずつ伸ばしていく
- タイムメソッド:子どもと離れる時間を少しずつ伸ばしていく
それぞれの具体的な方法は、ねんねママさんのYouTubeで詳しく紹介されています。
<フェイドアウトメソッドの方法>
フェイドアウトメソッドは、子どもを部屋に1人にせず、寝るまでサポートすることができます。
ただ、タイムメソッドに比べて時間がかかることと、下の子がいる場合は難しいといったデメリットもあります。
<タイムメソッドの方法>
タイムメソッドは、比較的短期間で成功しやすく、下の子がいても行いやすいというメリットはありますが、赤ちゃんの泣きが一時的に激しくなるデメリットもあります。
ねんねトレーニング体験談
私は子どもが生後6ヶ月半になったときにねんねトレーニングを行いました。
18日間のねんねトレーニング記録をご紹介します。
事前準備
寝室の環境
寝室の環境の整え方にはポイントがあります。
- 光
- 音
- 部屋の温度と湿度
- 寝るときの服装
- 安全性
もう1つ重要なポイントは「赤ちゃんが寝付いた時と同じ環境が起きる時間までずっと続いていること」です。
ねんねトレーニングを始める前の寝室の環境の整え方はこちらの記事に紹介しています。
関連記事:赤ちゃんがぐっすり眠れる?!快適な睡眠環境を整えよう!
生活スケジュール
生後6ヶ月の活動時間は2~2.5時間なので、活動時間を超えないようにねんトレを開始しました。
日中も活動時間を目安に朝寝・昼寝・夕寝をさせ、この時は今まで通り抱っこでの寝かしつけをしていました。
また、寝る前にはねんねルーティンとして、絵本を2冊読んでいました。
●『いいこでねんねできるかな』
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●『10このきらきらねがいぼし』
10このきらきらねがいぼし/ケイト・ストーン/おがわやすこ/子供/絵本【1000円以上送料無料】 価格:1,760円 |
関連記事:赤ちゃんが1人で眠れる?!「睡眠の土台」を整えよう!
予告
1週間前からカレンダーに×をしていき、「この日から1人で寝られる練習をしていくから、がんばろうね!」と声掛けをするようにしました。
方法
ねんトレの方法は「タイムメソッド」を採用しました。
タイムメソッドは、子どもと離れる時間を少しずつ伸ばしていく方法です。
- 子どもを寝室の布団に置き、寝室を出る
- 子どもが泣いても寝室には入らず、1日ごとに決められた時間の間隔で部屋に入り、1分間あやす
- 子どもが寝るまで、入室→退室→待機を繰り返す
ねんねトレーニングの記録
では、18日間のねんねトレーニング記録をご紹介します。
数字は寝室を退出して待機する時間を示しています(単位はすべて分)。
<ねんトレ1日目>
3→5→8→8→13(泣きが弱くなったので8分+5分様子を見た)→9→12→寝る
合計:64分(1分間あやす時間を含める)
夜中に起きたので様子を見る→3→9(静かになったので様子を見る)→寝る
これまで夜中に何度か起きていましたが、夜中起きたのはこの1回のみで夜通し寝てくれました!
<ねんトレ2日目>
9(はじめは泣かなかったので5分+4分様子を見た)→11(泣きが弱かったので8分+3分様子を見た)→12(泣きが弱かったので10分+2分様子を見た)→10→10→寝る
合計:56分
夜中に一度泣きましたが、すぐ寝ました!
<ねんトレ3日目>
8→10→13(泣き止みそうだったので12分+1分様子を見た)→5→寝る
合計:39分
3日目にして時間が短くなりました。
<ねんトレ4日目>
10→12→2→寝る
合計:26分
前日よりもさらに時間が短くなりました。
<ねんトレ5日目>
7(試しに部屋に入ってみると泣く)→3→寝る
合計:10分
5日目にして驚異的な早さで寝ました!
<ねんトレ6日目>
15→18→9→寝る
合計:44分
前日よりも泣く時間は長めでしたが(原因は不明)、1人で寝られました。
この日は夜中に一度起きました。
<ねんトレ7日目>
15→19→寝る
合計:35分
<ねんトレ8日目>
0分!
なんと私が寝室を出ても泣かずに寝ました!!
夜中は2回ほど泣きましたがすぐ寝ました。
<ねんトレ9日目>
7→寝る
合計:7分
この日は夜中に起きてしばらく泣いていました。
15→18→20→寝る
合計:55分
<ねんトレ10日目>
0分!
私が寝室を出ても泣かずに寝ました!
<ねんトレ11日目>
13→寝る
合計:13分
<ねんトレ12日目>
0分!
寝室に行って10分後くらいに少し泣きましたがすぐ寝ました。
<ねんトレ13日目>
40(泣いたり止んだり)→20(泣いたり止んだり)→寝る
合計:60分
この日は日中のリズムが崩れたこともあり、1時間程泣いたり止んだりでした。
<ねんトレ14日目>
15→寝る
合計:15分
<ねんトレ15日目>
15→15→寝る
合計:15分
<ねんトレ16日目>
13→寝る
合計:13分
<ねんトレ17日目>
13→寝る
合計:13分
この日は朝寝と昼寝も1人で寝ることができました!
<ねんトレ18日目>
0分!
少し泣きましたがすぐ寝ました。
そして朝・昼・夕すべて1人で寝ることができました!
ねんねトレーニングのよかったこと
私の子どもは18日間でセルフねんねを習得し、寝室に連れて行って布団に寝かせるだけで1人で寝られるようになりました。
今まで抱っこで寝かしつけており、成長とともに体重が重くなってきたり、泣き続ける体力もついてきたり、背中スイッチが発動して1から寝かしつけをしたりと、寝かしつけがストレスでなりませんでした。
ねんねトレーニングを行ってからは寝かしつけのストレスから解放されたので、本当に楽になりました!
夜もぐっすり寝てくれるので、私自身の睡眠時間も確保でき、私にとってはねんねトレーニングはメリットだらけでした。
子どもを泣かせ続けることがストレスになる方は、この「タイムメソッド」は向いていないかもしれませんが、寝かしつけで本当に困っている方はぜひ試していただきたいです。
ねんねトレーニングのその後
1歳になった現在は、実は添い寝で寝かしつけています。
というのも、8ヶ月から保育園に通い始め度々病気をもらってくるようになり、体調が悪く夜中に起きてしまうことがよくありました。
体調が悪い時には1人で寝られないしかわいそうだったので、抱っこで寝かしつけていました。
ねんトレ後に再度抱っこで寝かしつけをして癖がついてしまっても、セルフねんねの能力がなくなることはありません。
体調がよくなってからねんトレを再開し、セルフねんねができるようになった…と思ったらまた別の病気をもらってくる…という繰り返しだったので、今は添い寝で寝かしつけています。
それでも30分程度で寝てくれるので、抱っこで寝かしつけをしていた時よりは断然楽です。
まとめ
今回は、「ねんねトレーニング」の方法と体験談についてご紹介しました。
寝かしつけで困っていらっしゃる方、ぜひねんねトレーニングを試してみてください!
関連記事:赤ちゃんがぐっすり眠れる?!快適な睡眠環境を整えよう!
赤ちゃんが1人で眠れる?!「睡眠の土台」を整えよう!
赤ちゃんがなかなか寝てくれない…赤ちゃんの寝かしつけのコツを解説!
赤ちゃんが1人で眠れる?!「睡眠の土台」を整えよう!
赤ちゃんのこんなねんねトラブルありませんか?
- 赤ちゃんがなかなか寝てくれなくてイライラする
- 赤ちゃんの夜泣きがひどい
- 赤ちゃんが夜に覚醒してしまう
私は抱っこで寝かしつけをしていて、背中スイッチ発動しまくりで寝かしつけの大変さに悩まされていた1人です。
実は、「睡眠の土台」という赤ちゃんの睡眠環境や条件を整えれば、赤ちゃんは1人でぐっすり眠れるようになるんです!
今回は、「睡眠の土台」について、体験談も併せてご紹介します!
「睡眠の土台」とは?
愛波文さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』によると、「睡眠の土台」とは、子どもが自らぐっすり、すんなり眠れるようになる=セルフねんねのために必要不可欠な3つのことを言います。
ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK) [ 愛波 文 ] 価格:1,320円 |
①睡眠環境
②ママと子どもの幸福度
③生活リズム(ねんねルーティン)
それぞれ詳しくご紹介します。
睡眠環境
愛波文さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』によると、子どもにとって快適な睡眠環境には5つのポイントがあるとされています。
ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK) [ 愛波 文 ] 価格:1,320円 |
- 光
- 音
- 部屋の温度と湿度
- 寝るときの服装
- 安全性
もう1つ重要なポイントは「赤ちゃんが寝付いた時と同じ環境が起きる時間までずっと続いていること」です。
それぞれの項目の整え方は、こちらの記事に詳細を書いていますのでご覧ください。
関連記事:赤ちゃんがぐっすり眠れる?!快適な睡眠環境を整えよう!
ママと子どもの幸福度
幸福度とは、心がどれだけ満たされているかをはかるものさしです。
愛波文さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』によると、ママの幸福度が高ければ子どもの心も安定し、いい相互作用が生まれるそうです。
逆にママも子どもも幸福度が低いと、負のスパイラルに陥り、どちらも睡眠不足になってしまいます。
私は初めての慣れない育児で、心身ともに疲れてしまい、軽度ではありましたが産後うつになった時がありました。
当時は寝かしつけもうまくいがず、子どもが背中スイッチ発動しまくりで、辛くて子どもと一緒に泣いていたのを思い出します。
今思えば、私の心の乱れが子どもがなかなか寝れない原因の一つだったのかもしれません。
統計を取ったわけではないので感覚的な話になりますが、私がイライラして寝かしつけてしまった日は、夜中によく起きてしまう気がします。(あくまでも感覚的な話です…)
ママの心の健やかさと子どもの安心感は相関があるのだと思います。
生活リズム(ねんねルーティン)
「ねんねルーティン」とは、夜寝る前の流れをつくることです。
子どもは、次に何が起こるかがわかると安心するうえ、その流れに体も慣れてきてリズムができます。
セルフねんねができるようになるためには、大切な準備になります。
ねんねルーティンの例は「お風呂→歯を磨く→絵本を読む→電気を消す」などです。
このねんねルーティンを一貫して行うことで、子どものねんねトラブルがなくなり、セルフねんねにもつながっていきます。
わが家では以下のルーティンを行っています。
- 保育園から帰宅
- お風呂に入る
- 晩ご飯を食べる
- 歯磨きをする
- 部屋を暗くする
- 絵本を2冊読む
- 寝室へ行く
ねんね前のおすすめの絵本は、乳幼児睡眠コンサルタントねんねママさんのブログに紹介されています。
参考記事:寝る前におすすめ!おやすみ系絵本(えほん)6選と読み方のコツ
私はおすすめの絵本の中から2冊を読んでいます。
●『いいこでねんねできるかな』
いいこでねんねできるかな (あかちゃんのあそびえほん) [ 木村裕一 ] 価格:748円 |
●『10このきらきらねがいぼし』
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私の子どもは生後6ヶ月から「ねんねトレーニング(ねんトレ)」(一人で眠れるトレーニング)を行い、寝る前にこのルーティンを行うことでねんトレを成功させることができました。
関連記事:「ねんねトレーニング(ねんトレ)」で寝かしつけから卒業しよう!
現在は諸事情があり添い寝で寝かしつけていますが、ルーティンを行って横で寝るだけで30分程度で寝てくれます。
まとめ
今回は、「睡眠の土台」についてご紹介しました。
●「睡眠の土台」はセルフねんねに不可欠
●睡眠環境、ママと子どもの幸福度、ねんねルーティンを整えることがポイント
●ママの幸福度が高ければ子どもの心も安定する
●夜寝る前のねんねルーティンを一貫して行う
子どもが一人で寝てくれたらすごく楽になりますよね。
睡眠の土台を整えて、寝かしつけを楽にしていきましょう!
次回は、ねんねトレーニングについてご紹介します。
関連記事:赤ちゃんがぐっすり眠れる?!快適な睡眠環境を整えよう!
「ねんねトレーニング(ねんトレ)」で寝かしつけから卒業しよう!
赤ちゃんがなかなか寝てくれない…赤ちゃんの寝かしつけのコツを解説!
赤ちゃんがぐっすり眠れる?!快適な睡眠環境を整えよう!
赤ちゃんがなかなか寝てくれず、困っていませんか?
- 夜に覚醒してなかなか寝てくれない
- 早朝に起きてしまう
- 夜泣きがひどくて何をしてもダメ
- ちょっとした物音で赤ちゃんが起きてしまう
悩みを挙げだすとキリがないくらい、ねんねトラブルは大変ですよね…
実は、赤ちゃんの寝室の環境を整えるだけでねんねトラブルが解決することがあります!
今回は、赤ちゃんがぐっすり眠れる、快適な「睡眠環境」について、体験談も併せてご紹介します!
赤ちゃんの快適な睡眠環境とは?
愛波文さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』によると、子どもにとって快適な睡眠環境には5つのポイントがあるとされています。
ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK) [ 愛波 文 ] 価格:1,320円 |
- 光
- 音
- 部屋の温度と湿度
- 寝るときの服装
- 安全性
もう1つ重要なポイントは「赤ちゃんが寝付いた時と同じ環境が起きる時間までずっと続いていること」です。
では睡眠環境のポイントと体験談を1つずつご紹介していきます。
光
朝は日光を浴びる
夜しっかり眠れるようにするためには、「体内時計」を整える必要があります。
「体内時計」とは、朝起きて日の光を浴び、夜になると眠たくなる仕組みです。
朝にしっかりと光を浴びることで「セロトニン」というホルモンが分泌されます。
このセロトニンを材料にして作られるのが、夜ぐっすり眠るために必要なホルモン「メラトニン」です。
新生児の頃は母乳からメラトニンを受け取っていますが、生後3ヶ月頃からは赤ちゃんの体内で合成・分泌されるようになります。
朝は散歩をしに行ったりカーテンを開けるなどして、赤ちゃんに日光を浴びさせるようにしましょう。
寝室は暗めに
基本的には、寝室は真っ暗にするのが理想です。
ただ、真っ暗だと授乳やおむつ替えができないのでフットライトを置くことをおすすめします。
寝室の天井にある照明の常夜灯は明るすぎるので、足元だけをうっすら照らすものが良いです。
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わが家はもともと家にあったライトを使っています。
フットライトは一晩中つけておくこともポイントです。
赤ちゃんが夜中に目が覚めたときに、寝付いた時の状況と変わっていると不安に思ってしまい、夜泣きや夜中の覚醒につながるためです。
カーテンの隙間から入る光を防ぐ
赤ちゃんが早朝に起きてしまう原因の一つが、カーテンの隙間から入ってくる光です。
カーテンは遮光に、カーテンの端はマジックテープなどで固定して光を完全にシャットアウトするのがベストです。
わが家はカーテンではなくプリーツスクリーンなので、窓ガラスに遮光用のマスキングテープを貼りました。
マスキングテープなのでガラスに跡が残らず遮光できるので便利です。
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音
寝室では「ホワイトノイズ」を流しましょう。
「ホワイトノイズ」とは「ザー」という砂嵐の音に例えられる音で、耳障りではなく、脳や神経を過剰に刺激することもありません。
聞いているだけで穏やかな眠りを誘い、集中しやすい環境作りにも貢献することがわかっています。
ホワイトノイズは大人だけではなく赤ちゃんにも効果的です。
特に低月齢の赤ちゃんは無音だとかえって不安に感じることもあるので、ホワイトノイズが効果的です。
ホワイトノイズを流す方法は、専用のホワイトノイズマシンやCD、スマホ用のアプリも提供されています。
ホワイトノイズを流す際には、50デシベル程度で赤ちゃんから2mほど距離をおいて設置しましょう。
わが家はホワイトノイズマシンを購入しました。
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ホワイトノイズもフットライトと同様に一晩中流しておきましょう。
夜中に目が覚めた時に寝かしつけのときと同じ環境をキープするためです。
部屋の温度と湿度
赤ちゃんは体温が高めなので、寝室の温度は大人が肌寒く感じる程度にすると赤ちゃんに適した温度になります。
夏は25~27℃、冬は20~22℃になるように、エアコンで調節しましょう。
こちらの数字はあくまでも目安なので、赤ちゃんが汗をかいていないか、指先まで冷えていないかを確認しましょう。
また、エアコンの風が直接赤ちゃんに当たらないように、エアコンの風向や赤ちゃんの寝る場所を調節しましょう。
室温を涼しくしておくことは、赤ちゃんの熱がこもることで起こる乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐことにもつながります。
(SIDSについては別の記事で詳しくご紹介します)
湿度は40~60%をキープしましょう。
わが家は温湿度をわかるようにするために温湿度計と、冬場に加湿するために加湿空気清浄機を購入しました。
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寝るときの服装
赤ちゃんが寝るときの服装は、成長や季節に合わせて調節しましょう。
私の赤ちゃんにはこんな服を着せていました。
夏(7~9月/新生児~生後2ヶ月)
初めは何を着せたらいいかわからず、短肌着+コンビ肌着を着せていましたが、ボディスーツを購入してからボディスーツ1枚のみを着せていました。
ボディスーツはコンビ肌着のように紐を結ぶ手間がなく、着脱も簡単で便利でした。
夏は暑いので1枚でいいと思います。
秋(10~11月/生後3~4ヶ月)
夏に着ていたボディスーツ+薄手のカバーオールを着せていました。
カバーオールはボディスーツに手足の袖がついたような形をしています。
こちらも着脱が簡単なのでおすすめです。
冬(12~3月/生後5~8ヶ月)
体が大きくなってきたので、肌着は70~80cmの半袖ボディスーツ+裏地が起毛の厚手のカバーオールを着せていました。
寒さ対策のために手足が覆われているカバーオールもありますが、乳幼児突然死症候群(SIDS)を予防するためにも手足は出た服をおすすめします。
春(4~6月/生後9~11ヶ月)
成長してきて動きが活発になってきたので、カバーオールだと動きづらくなってきました。
この頃から上下別のパジャマを着るようになりました。
パジャマの下には半袖の肌着を着ています。
12ヶ月以降は上下別の半袖パジャマで、夏だったので肌着は着せずパジャマだけ着せていました。
安全性
赤ちゃんの寝床を作る上で大事なポイントが安全性です。
日本では添い寝をする家庭も多いですが、ママや布団が赤ちゃんに覆いかぶさることによる窒息のリスクがあります。
アメリカの小児科学会では、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを考えて、1歳までは「親子同室で、寝床は別」にすることをすすめおり、「ベビーベッドが最も安全」としています。
家庭環境や夫婦の育児方針によって寝床の作り方は変わってくると思うので、家族にとって最善の寝床づくりをしましょう。
また、赤ちゃんの安全を守るために以下の点にも気を付けましょう。
- 窒息のリスクを回避するために、掛け布団や枕は使わない
- 寝返りをしたときにコンセントに近づかないようにする
- 転落を防ぐため、大人のベッドでの添い寝は控える
- 地震などの災害を考慮し、本棚やタンスが倒れてくる可能性がある場所は避ける
わが家は親子同室で寝床は別で寝ています。
ねんねトレーニングをしていた時は、親子別室で寝ていた時もありました。
関連記事:「ねんねトレーニング(ねんトレ)」で寝かしつけから卒業しよう!
親子別室で寝るときやお昼寝中に赤ちゃんの様子を見るために、わが家はベビーカメラを購入しました。
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赤ちゃんが安全に寝ているか、寝言泣きで様子を見るか、泣いて起きていてすぐに駆けつける必要があるかを判断できるので便利でした。
まとめ
今回は、赤ちゃんがぐっすり眠れる、快適な「睡眠環境」についてご紹介しました。
- 赤ちゃんが寝付いた時と同じ環境を起きるまで保つこと
- 寝室は遮光カーテンなどを利用し暗くする
- ホワイトノイズで心地よい寝室環境に
- 寝室の温度は夏25~27℃、冬20~22度℃、湿度は40~60%
- 服装は成長と季節に合わせて調節
- 赤ちゃんの安全性を第一に考えて寝床を作る
寝室の環境を整えるだけでねんねトラブルが解決することもあるので、ぜひ試してみてください!
次回は、「睡眠の土台」についてご紹介します。
関連記事:赤ちゃんが1人で眠れる?!「睡眠の土台」を整えよう!
赤ちゃんがなかなか寝てくれない…赤ちゃんの寝かしつけのコツを解説!
赤ちゃんがなかなか寝てくれない…赤ちゃんの寝かしつけのコツを解説!
赤ちゃんがなかなか寝てくれない、ママも寝れない…
赤ちゃんのねんねトラブルは多くのママさんが悩まれていると思います。
私はこんな悩みがありました。
- 抱っこでしか寝てくれない
- 背中スイッチ(布団に置くと泣いて起きる)が毎回発動
- また1から寝かしつけでガックリ…
- 寝かしつけに1時間以上かかる
- なかなか長時間寝てくれない
- 成長してきて長時間抱っこするのが辛い!
- 夜も頻繁に起きるので自分が寝れない
- まとめて寝れないのでストレスが溜まる
私はあまり悩まなかった部分ではあるのですが、このような悩みもあると思います。
- おっぱいでしか寝てくれない
- 夜泣きがひどく、何をしても泣き止まない
- 夜中に覚醒して遊び始める
- 早朝に起きてしまう
悩みを挙げ出したらキリがないくらい、ねんねトラブルは本当に大変ですよね!
今回は、新生児期〜生後5ヶ月までの寝かしつけのポイントと体験談をご紹介します。
赤ちゃんがなかなか寝られない理由
大人は暗い部屋で布団があればだんだん眠くなってくると思いますが、赤ちゃんはそう簡単には寝てくれません。
赤ちゃんがなかなか寝てくれない理由を紹介していきます。
そもそも一人で寝付く能力がまだない
新生児期~生後5ヶ月頃の赤ちゃんは、そもそも自分一人で寝付ける能力自体がまだありません。
私たちが子どもの頃、いきなり自転車に乗れるようにはならなかったですよね。
親御さんに手伝ってもらいながら練習して、自転車に乗れるようになったはずです。
赤ちゃんのねんねも同様で、赤ちゃんが低月齢の頃はママが抱っこや授乳など手をかけてあげてやっと寝つくことができます。
睡眠が浅い
新生児期~生後5ヶ月頃の赤ちゃんは、まだ睡眠が浅い頃です。
睡眠が浅いため、光や物音、モロー反射などの刺激で目が覚めてしまうこともあります。
※モロー反射:生まれたときから自然と備わっている原始反射のひとつ。手足を驚いたようにビクッと痙攣させたあとに、両腕で万歳のような動作をします。
不快なことがある
新生児期~3ヶ月頃の低月齢の赤ちゃんは、以下のような不快な点があり目が覚めることが多くあります。
- おむつが濡れている
- お腹がすいている
- げっぷが出ておらず、お腹が張っている
- 便秘
- 温度、湿度が快適ではない
- 体調が悪い
低月齢の頃の赤ちゃんは、まだ「快」か「不快」かの表現しかできないので、これらの不快な点が原因で寝られなくなっている可能性があります。
活動時間を過ぎて疲れすぎている
愛波文さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』によると、子どもには「活動時間」というものがあり、機嫌よく起き続けられる時間が月齢ごとに大体の目安があるそうです。
ママと赤ちゃんのぐっすり本 「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド (講談社の実用BOOK) [ 愛波 文 ] 価格:1,320円 |
大人は疲れると眠くなって寝るというのが普通ですが、子どもはこの活動時間を超えると疲れすぎて、目を覚ますストレスホルモンが分泌されてしまいます。
ストレスホルモンが分泌されることにより、余計に眠れなくなるという悪循環に入ってしまうのです。
赤ちゃんをうまく寝かしつけるコツ
赤ちゃんの月齢が低いためうまく寝かしつけられないこともありますが、ママがコントロールできる部分もあるので、今日からできる赤ちゃんをうまく寝かしつけられるポイントをご紹介します。
泣く理由を見極める
上記でご紹介したように、赤ちゃんは不快なことがあって泣いている可能性があります。
- おむつが濡れている
- お腹がすいている
- げっぷが出ておらず、お腹が張っている
- 便秘
- 温度、湿度が快適ではない
- 体調が悪い
まずは不快な点を解消してあげましょう。
活動時間内に寝かしつける
先ほどご紹介した「活動時間=機嫌よく起き続けられる時間」を目安に、活動時間をオーバーする前に寝かしつけをしましょう。
以下のような赤ちゃんが眠い合図を出す前に寝かしつけを始めるのがベストです。
「あくび、目をこする、ぐずる、反応が遅くなる、顔をママにこすりつける」
縦抱きにして縦に揺らす
助産師のHISAKOさんによると、赤ちゃんには「輸送本能」というものがあるようです。
ライオンの母親が赤ちゃんライオンの首を加えて歩くように、哺乳類は縦に揺れる状態が安心するという本能です。
赤ちゃんを縦抱きにしてスクワットをしたり散歩をしたりすることで、赤ちゃんが安心して泣き止んだり寝付くことも多いのです。
新生児の時は首がまだ座っていないので、縦抱きにするのは不安かもしれませんが、縦抱きの練習をすると首の座りが早くなるので少しずつ練習してみましょう。
赤ちゃんが安心する「Cカーブ」で寝かせる
「Cカーブ」とは、赤ちゃんが体を丸めた姿勢のことを言います。
赤ちゃんは生まれる前、ママのお腹の中で体を丸めた状態でいますよね。
この「Cカーブ」の状態が赤ちゃんが安心する姿勢なのです。
授乳クッションに赤ちゃんの頭を置くことで「Cカーブ」は作れます。
抱っこで寝かしつけている方は、抱っこで寝付いた後授乳クッションに頭を置く形で布団に降ろしてあげると、背中スイッチが発動することなく寝かしつけることができます。
おくるみを活用する場合は要注意!
おくるみで赤ちゃんの腕を巻いて固定してあげると、モロー反射で目を覚ましてしまう事を防ぐ事ができるので、長い時間寝てくれる可能性が高くなると言われています。
ただ、おくるみできつく巻いてしまうのは危険も伴うことを知っておきましょう。
助産師HISAKOさんの動画では以下のような危険性を挙げられています。
おくるみを使って寝かしつけをする場合は、赤ちゃんをすぐ見れる状態にしておくことと、長時間巻いたままにするのは控えておきましょう。
添い寝をする場合は要注意!
添い寝をすると赤ちゃんが安心して良く寝てくれたり、ママも添い乳をしやすいなどのメリットがあります。
しかしリスクもあるので注意しましょう。
例えば、布団やママの体が覆いかぶさることで起こる窒息、ベッドでの添い寝の場合は転落などに注意しましょう。
新生児~生後5ヶ月までの寝かしつけの体験談
子どもが小さい頃は、私は上記のような知識がなかったため手探りで寝かしつけをしており、あらゆるねんねトラブルに悩まされました…
そしてネットで調べながらいろいろな方法を試しました。
結論から言うと、私の赤ちゃんで効果があったのはこの2点です。
- 抱っこ紐で縦抱きにして、家じゅうを歩き回って縦に揺らす!
- 授乳クッションに頭を乗せて「Cカーブ」を作る!(生後3ヶ月くらいまで)
では、新生児~生後5ヶ月までの初めての寝かしつけ奮闘体験談を詳しくご紹介します。
新生児期のねんね体験談
「睡眠」の欄に、寝た時間を矢印↔で記録しています。
産後入院中は授乳するために無理矢理起こすくらいよく寝ていたので、退院後1週間くらいは授乳したらそのまま寝ることが多かったです。
なので、寝かしつけという寝かしつけはしていなかったのですが、生後3週間くらいから特に22時以降になかなか寝なくなりました。
新生児期は実家でお世話になっていたので、私の母のやり方を見ながら、抱っこで寝かしつけをしていました。
「やっと寝た…」と思い、そーっと布団に置くと…
「ふぇぇ〜ん」と泣いて起きるの繰り返し…
背中スイッチ発動しまくりでした。
おくるみの効果
ネットでいろいろ調べると、赤ちゃんをおくるみで巻くといいと書いてあったので試してみました。
ただおくるみを巻くのは、上記のような股関節脱臼などの危険性もあるので要注意です。
当時はそんな知識もなかったのでぐるぐるに巻いてました。
かわいいんですけどね…
おくるみ作戦は成功する時もあれば失敗する時もあるという感じで、成功率はまちまちでした。
その後も、よく寝る時もあれば、30分~1時間くらいしか寝なくて起きていることもあり、なかなかリズムが作れませんでした。
バウンサーの効果
少しでも寝かしつけが楽にできないか…ということで、赤ちゃんをあやしたり寝かしつけにも有効というバウンサーを購入しました。
どんなバウンサーが良いかわからなかったので、一番人気のベビービョルンのバウンサーを購入しました。
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バウンサーはぐずったときに乗せてあげると、落ち着くのか泣き止むことが多かったです!
ただ寝るまではいかずでした…
バウンサーで泣きを落ち着かせてから抱っこで寝かしつけていました。
生後1ヶ月のねんね体験談
生後1ヶ月になっても、良く寝る時もあればすぐ起きる時もあり、まだリズムは作れませんでした。
スワドルアップの効果
モロー反射対策のために「スワドルアップ」を購入しました。
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着せた時に泣いたり、1枚しか買わなかったので洗濯のペースが合わなかったこともあって、着せたり着せなかったりであまり活用しませんでした…
傾向としては、日中はあまり長く寝れないことが多かったですが、夜はしっかり寝てくれる印象でした。
夜の寝かしつけには効果はあると思います!
縦抱き縦揺れの効果
私の赤ちゃんが便秘気味な時にやっていた、自称「うんちぶりぶり体操」という縦抱きにしてテンポよく縦に揺らす体操(遊び?)をしていました。※便秘に効くわけではありません!(笑)
縦抱きにして「うんち ぶりぶり うんち ぶりぶり うんち ぶりぶり~」と歌って縦に揺らしていました(笑)
ある日うんちぶりぶり体操で遊んでいると、赤ちゃんがうとうとしだして、すん…っと寝ました!!
そのままそーっと布団に寝かせて熟睡…
これは目からうろこでした。
赤ちゃんは縦抱き縦揺れが心地いいみたいなのでおすすめです!
抱っこ紐の効果
縦抱き縦揺れを楽にするために、私は「コニー」の抱っこ紐を使っていました。
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まずママが抱っこ紐をかぶり、赤ちゃんを抱っこしながら赤ちゃんの足を抱っこ紐に通していきます。
首が座っていない頃は装着が難しいのですが、慣れれば簡単でとても便利でした!
抱っこ紐で抱っこして家じゅうをうろうろしていると寝付いてくれるので、自分の手で抱っこするよりも断然楽です!
またコニーの抱っこ紐はベルト等はついていないので、寝付いて布団に降ろす時も簡単でした。
授乳クッションを使った「Cカーブ」の効果
背中スイッチ対策のために授乳クッションに頭を乗せて寝かせることを試してみました。
布団に置く時のヒヤッと感がないのか、背中スイッチで起きることは少なかったので、効果ありでした!
あと授乳クッションに収まっている感じが可愛いです…!
ただ、寝ている間にだんだん体が下にずれてきて、赤ちゃんの首が曲がっている時があったので、呼吸ができているか少し不安でした…
わが子は大丈夫でしたが、すぐに赤ちゃんを見られるような環境で寝かせることをおすすめします。
生後2ヶ月のねんね体験談
生後2ヶ月になってから、急に夜10時間くらい寝るようになりました。
理由は謎ですが、私がしっかり寝られるようになったので本当にありがたかったです…
今思えば、栄養的に夜間授乳をした方がよかったのかなと思いますが、おしっこうんちもよく出ていたし元気だったので、たぶん大丈夫だったのだと思います!
この頃から、授乳後も機嫌よく起きられる時間(活動時間)が長くなり、生活リズムも安定してきました。
日によりますが、「授乳→1~2時間遊ぶ→1~2時間寝る」というリズムで、大体3時間おきの授乳でした。
夕方は寝にくいことが多かったです。
真夜中ドライブの効果
夜中12時に泣いて起き、授乳しても寝なかったので、真夜中にドライブをしてみることにしました。
30分くらいドライブをして車の揺れでうとうとしてくれて「寝たー!!!」と思ったのですが、チャイルドシートから降ろすときに目が覚めて断念…
効果がなくはなかったですが、チャイルドシートから降ろすときの工夫が必要ですね…
生後3ヶ月のねんね体験談
生後3ヶ月になると、より活動時間も長くなり、「授乳→2時間遊ぶ→1~2時間寝る」という生活リズムが定着してきました。
添い寝の効果
赤ちゃんが夜中や早朝に寝言泣き(赤ちゃんが寝ぼけて泣くこと)をすることがありました。
私と赤ちゃんは布団を2枚敷いてそれぞれ寝ていたのですが、寝言泣きした時は私も寝ぼけながら赤ちゃんを私の布団に連れ込んで添い寝していました。
添い寝をすると赤ちゃんも安心するのか、すぐ泣き止んでぐっすり寝てくれました!
窒息のリスクもあるので積極的におすすめはできないのですが、良く寝てくれて助かったので、安全に配慮して添い寝しましょう。
気づいたら寝ていることも…
本当にまれにですが、日中は基本的にベビージムで遊ばせており、気づいたら寝ていることもありました。
「活動時間」を過ぎて限界を迎えたんでしょうね…
授乳クッションを使った「Cカーブ」は中止
生後3ヶ月を過ぎた頃に、寝返りよりも先に寝返りがえり(うつ伏せから仰向けに戻ること)ができるようになりました。
いつ寝返りをするかわからず、授乳クッションで寝ている間に寝返りをして窒息するのが怖かったので、この頃から授乳クッションで寝かせるのをやめました。
生後4~5ヶ月のねんね体験談
生後4~5ヶ月は、夜中起きて授乳したり(それでも1回程度)、寝言泣きで添い寝して寝かせたりとまちまちでしたが、割と夜はぐっすり寝てくれることが多かったです。
新生児から使っているブランケットが大のお気に入りで、安心するのかよく寝ながら顔にブランケットをかぶって寝ていました。
窒息しないか不安でしたが、隙間で呼吸できていたようです…
価格:4,180円 |
こちらのブランケットはふわふわで肌触りがよくおすすめです!
1歳になった現在も顔までかぶって寝ています(笑)
ブランケットは窒息するのが怖かったので、フリース素材のスリーパーを購入しました。
(足元におくるみかけちゃってますが…)
赤ちゃんを布団や服などで温めすぎると乳幼児突然死症候群(SIDS)になる可能性があります(詳しくは別の記事で説明します)。
熱を放出できるように手足は覆わない方がいいので、スリーパーがおすすめです。
まとめ
新生児期〜生後5ヶ月までの寝かしつけのポイントと体験談をご紹介しました。
- 赤ちゃんが低月齢の頃はまだ一人で寝られる能力がない
- 活動時間より前に寝かしつけるのがベスト!
- 寝かしつけは縦抱き縦揺れがおすすめ!
- 抱っこでの寝かしつけは便利な抱っこ紐を使おう!
- 添い寝は安全に配慮すれば効果的!
私の体験談をご紹介しましたが、赤ちゃんによってよく寝る子、全然寝ない子様々だと思います。
いろいろ試して、赤ちゃんに合う寝かしつけの方法を探していきましょう!
次回は、赤ちゃんが快適に眠れる睡眠環境についてご紹介します。
関連記事:赤ちゃんが1人で眠れる?!「睡眠の土台」を整えよう!
赤ちゃんがなかなか寝てくれない…赤ちゃんの寝かしつけのコツを解説!
赤ちゃんにいつまでミルクを飲ませたらいい?1歳になったらやめないといけない?
卒乳やミルクをやめる時期、ママさんにとっては悩みの一つですよね。
私は生後4ヶ月から完全ミルクで育児をしていたのですが、こんな悩みがありました。
- 離乳食が始まったらミルクは減らす?
- ミルク以外の水やお茶も飲まさないといけない?
- ミルク以外の水分を嫌うからミルクはやめられない…
- 1歳になってからもまだミルクを飲ませてるけど大丈夫⁈
粉ミルクの缶に「1歳まで」と表記されていますが、いつまでミルクを飲ませたらいいのかわからないですよね…
今回は、完全ミルク育児の場合のミルクをやめる方法と時期について、体験談も併せてご紹介します!
離乳食が進んできた時のミルクの調整の仕方
https://www.meiji.co.jp/baby/club/category/ask/milk_qa/as_milk_qa272.html
基本的にはミルク缶のパッケージに表示されている月齢別調乳量表を目安に授乳すれば大丈夫ですが、明治のサイトには「離乳食後のミルクの量は、離乳のすすみ具合にあわせて加減してください」と表記されています。
ではどのくらい調整すればよいのでしょうか?
結論から言うと、決まりはありません!
と言われても困りますよね…
明確なルールはないのですが、ある程度目安があった方がママさんも楽だと思うので、大体の目安として月齢別のミルクの調整の仕方をご紹介します。
5~6ヶ月のミルクの調整の仕方
5~6ヶ月は離乳食をスタートし始める時期です。
まだ食べる量は少ないので、離乳食だけは十分な栄養は摂れません。
ミルクは減らさず、ミルク缶のパッケージに表示されている月齢別調乳量表を目安に授乳しましょう。
5~6ヶ月だと1回200mL×1日5回が目安で、離乳食に慣れさせるためにも離乳食後にミルクをあげるようにすることをおすすめします。
7~8ヶ月のミルクの調整の仕方
7~8ヶ月になると、離乳食が2回食になっている赤ちゃんも多いと思います。
1回の離乳食の量も多くなっているので、離乳食で栄養もしっかり摂れるようになってきます。
ミルクは1回の量または回数を少しずつ減らしていってみましょう。
例えば、1回200mLを100mLに、1日5回を4回に減らしていきます。
ただ、ミルクを減らすと水分不足になる可能性もあるので、水や麦茶などのミルク以外の水分に慣れてきてからミルクを減らすことをおすすめします。
9~11ヶ月のミルクの調整の仕方
9~11ヶ月になると、離乳食が3回になり1回の量も増えるので、栄養摂取は離乳食がメインになってきます。
7~8ヶ月の時と同様に、水や麦茶などのミルク以外の水分に慣れてきたらミルクを減らしていきましょう。
水や麦茶を飲んでくれない場合は、赤ちゃん用のジュース等も甘くて飲みやすいと思います。
ミルク量の目安は1回200mL×1日2~4回=1日トータル400~800mLです。
12~18ヶ月のミルクの調整の仕方
12~18ヶ月になると、食事は大人とほぼ同じものを食べられるようになることに加えて、1日に1~2回おやつを食べるお子さんも多いと思います。
ミルク以外の水分では、水や麦茶に加えて牛乳にもトライしてみましょう。
ミルク量の目安は1回200mL×1日2~3回=1日トータル400~600mLです。
12~18ヶ月になると、自然とミルクの飲まなくなるお子さんもいます。
ここまで大体の目安として月齢別のミルクの調整の仕方をご紹介しましたが、あくまでも一例です。
赤ちゃんが欲しがるなら無理にミルクを減らす必要はないと思います。
大事なのは数字ではなく、赤ちゃんが元気でいるかどうかをよく観察することです!
ミルクの卒乳までの体験談
月齢別のミルクの調整の仕方の目安をご紹介しましたが、私の赤ちゃんはすべてこの通りにいったわけではありません。
数字にこだわらない!でと言いながら、私は数字で管理したかったので、ミルクの調整をどのようにやったのか、体験談をご紹介します。
5ヶ月のミルク量
「その他」の欄の数字はミルク量、「*」は離乳食を食べたタイミングを記載しています。
5ヶ月半くらいから離乳食をスタートしました。
この頃はミルク缶の表示通り1回200mL×1日5回あげるようにしていたのですが、ミルクを残すこともあったので、1日トータルで約900mLくらいのミルク量でした。
6ヶ月のミルク量
離乳食を開始して1ヶ月経った頃(6ヶ月半)に2回食に増やしました。
6ヶ月いっぱいまでは今までと同じく1回200mL×1日5回=1日トータル700~900mL(ミルクを残すときもあったので)にしていました。
7ヶ月のミルク量
7ヶ月になり、ミルク以外の水分を飲ませる練習をしようと思い、水(または白湯)や麦茶を哺乳瓶やストローマグで与えてみるものの、味が嫌だったのかあまり飲めませんでした。
水分不足にならないか不安だったので、引き続きミルクは同じ量あげていました。
8ヶ月のミルク量
8ヶ月になり、まだ麦茶などはあまり飲まなかったのですが、ミルクの量を減らしてみようと思い、離乳食の後のミルクを200mLから100mLに減らしてみました。
1回200mL×3回+1回100mL×2回を目安にして、回数や量はある程度前後しています。
おしっこがちゃんと出ているようだったので、このパターンを続けてみることにしました。
9ヶ月のミルク量
8ヶ月半から保育園に通うようになり、離乳食は3回食になりました。
保育園ではあまりミルクを飲みたがらなかったようで、水分不足にならないように家では1回200mLあげていました。
登園2週間後に初めての病気になり、普通の風邪ではあったのですが38℃の高熱が出ていて、離乳食もあまり食べられない時もありました。
水分と栄養を摂らせるために、ミルクは減らさずに1回200mLを目安に飲ませていました。
体調が悪いのでミルクは飲んだり飲まなかったりでした。
この頃にはストローマグにも少しずつ慣れてきて、麦茶もある程度飲めるようになってきました。
10~12ヶ月のミルク量
風邪が治っては、保育園でまた新しい病気をもらってくるの繰り返しで、約2ヶ月間は保育園の洗礼を受けることになりました…
体調が悪いときはあまり離乳食が食べられないので、この2ヶ月間も1回200mLを目安にミルクは減らさずに飲ませ、加えて麦茶やジュースをあげていました。
保育園ではミルクだけではなく麦茶などの水分自体を嫌がって飲まないようだったので、家では1回200mLを目安にミルクを飲ませました。
12ヶ月でミルクを卒業
1歳の誕生日を迎えてからも家では1回100~200mLのミルクを飲んでいました。
ミルク缶に「1歳頃まで」と記載があるのに大丈夫かな…と少し不安になっていました。
すると12ヶ月半になった頃に、急にミルクを飲まなくなりました。
哺乳瓶をペッと捨てて嫌がるようになりました。
「あんなにミルク好きだったのに、これが卒乳か!」とびっくりしたのを覚えています。
それからはストローマグや100mLくらいの紙パックの飲み物を飲んで哺乳瓶も卒業しました。
粉ミルクは1歳までにやめないといけない?
ミルク缶のパッケージには「0歳~1歳頃まで」と記載されているものがほとんどだと思います。
なぜ「1歳頃まで」と決められているのでしょうか?
赤ちゃんが成長し離乳食を始める5~6ヶ月になると、1日に必要な鉄分やカルシウムなどの栄養素が母乳や粉ミルクだけでは不足するようになってきます。
特に鉄分に関しては、赤ちゃんがママのおなかの中にいる時に、生後6ヶ月頃までに必要な鉄分をママからもらって生まれてきます。
鉄分は汗と共に流れて減っていくため、6ヶ月頃からは離乳食などから鉄分を補うことが必要になってきます。
離乳食が進んで1歳頃になると、鉄分やカルシウムなどの栄養素は食事や牛乳、またはフォローアップミルクで摂取が可能となるため、粉ミルクは目安として「1歳頃まで」との記載があるのです。
以上のことを踏まえると、粉ミルクは1歳になったら絶対にやめないといけないというわけではないのです。
赤ちゃんが欲しがるのであれば1歳過ぎても飲ませて大丈夫ですし、フォローアップミルクに切り替えるのもいいかもしれません。
ちなみに私の子どもはフォローアップミルクは飲ませていません。
良いかどうかはわからないのですが、鉄分入りの野菜ジュースは時々飲ませていました。
まとめ
今回は、完全ミルク育児の場合のミルクをやめる方法と時期についてご紹介しました。
- 離乳食の進み具合に合わせて徐々に減らしていく
- 水分不足にならないようにミルク以外の水分に慣れさせる
- 赤ちゃんが欲しがるのであればミルクを飲ませ続けてもOK
- ミルクは1歳を過ぎても飲ませ続けてOK
いつミルクをやめないといけないという決まりはないので、赤ちゃんの方から卒乳するのを待てばいいのかなと思います。
ミルクをゴクゴク飲む姿も愛らしかったので、ミルクを卒業して大きくなったな~と嬉しいような寂しいような…
子どもの成長は本当にあっという間です!
混合栄養から完全ミルクにするやり方は?生後3~4か月の授乳
ママさんの約半数が母乳とミルクの混合栄養または完全ミルクで育児されていると言われています。
私は母乳があまり出なかったので、母乳とミルクの混合栄養で育児していましたが、こんな悩みがありました。
私の場合は生後4ヶ月という早い時期に母乳の断乳を決意し、混合栄養から完全ミルクに移行しました。
今回は、混合栄養から完全ミルクに移行する理由、母乳の断乳の方法、断乳後のおっぱいケアについて、生後3~4ヶ月の授乳の体験談も併せてご紹介します!
混合栄養から完全ミルクに移行する理由
混合栄養から完全ミルクに移行する理由は、ママさんの事情によって様々です。
- 母乳が出にくい
- 授乳が辛い
- ママが薬を飲む必要がある
- 仕事復帰が迫っている
母乳育児を軌道に乗せるには、頻回授乳がポイントになりますが、私は産後母乳が出にくかったことと、授乳が辛かったため、頻回授乳はせず混合栄養で授乳していました。
(関連記事:母乳で育てないと母親失格?生後1~2ヵ月の授乳)
「赤ちゃんは母乳で育てなければならない」という「母乳神話」も日本ではまだ根強くあります。
私も周りから「母乳で育てないの?」と聞かれるたびに傷ついていました。
現在の粉ミルクは赤ちゃんが成長するために必要な栄養がしっかり含まれており、完全に母乳の代用品として使うことができます。
私は生後4ヶ月で完全ミルクに移行しましたが、1歳になった子どもは元気に育っています!
混合育児でも完全ミルクでも、全く問題はありません!
ママさんが楽に、笑顔で育児できることが一番です。
混合栄養から完全ミルクに移行する方法
混合栄養から完全ミルクに移行する方法をご紹介します。
母乳の授乳回数を少しずつ減らしていく
1日の授乳回数を1回減らすことから始めます。
例えば、1日8回授乳している場合は7回に減らします。
減らした1回分はミルクに置き換えます。
ミルクのみの授乳のタイミングはいつでも構いませんが、母乳は夜間に多く作られるため、夜間に断乳をするとおっぱいが張ってしまう可能性があります。
(断乳:ママの事情で授乳をやめること)
母乳の出る量によりますが、母乳多めの混合育児をされている方は、まずは日中の断乳からおすすめします。
ミルク多めの混合育児をされている方も、日中の断乳から始めてみて、おっぱいの張りが大丈夫そうであれば夜間断乳を試してみてください。
おっぱい以外の寝かしつけに慣れさせる
寝かしつけがおっぱいじゃないとダメ!という方は、他の寝かしつけに慣れるように試してみましょう。
例えば、抱っこ、トントンする、絵本の読み聞かせをするなどです。
断乳のスケジュールを立てて、徐々にねんねのルーティンを作っていくことをおすすめします。
乳腺炎とは
私はあまり母乳が出なかったので、授乳回数を減らしていってもおっぱいが張ることはなかったのですが、母乳がよく出ていて母乳多めの混合育児をされている方は、授乳間隔を空けすぎないように要注意です。
生後3ヶ月の授乳
「その他」の欄に哺乳量を「母乳/ミルク」の形で記入しています。
私は母乳の回数を徐々に減らしていきました。
毎回母乳+ミルクにしていたのを、1日のうち1~2回はミルクだけにするというやり方です。
1日で6~8回授乳していたので、母乳の回数は1日で5~6回に減らしました。
私は母乳の授乳が辛いと感じてしまうこともあったので(関連記事:母乳で育てないと母親失格?生後1~2ヵ月の授乳)、今回はミルクだけにしようかな…と思う時にミルクに置き換えていました。
また、もともと母乳がたくさん出る方ではなかったので、夜寝る前にミルクに置き換えても、夜中や朝におっぱいが張ることはありませんでした。
ミルクは消化が遅く腹持ちがいいので、できるだけ夜中にしっかり寝てくれるようにするためにも夜間断乳をしてミルクに置き換えました。
生後3ヶ月後半頃には母乳の回数は1日3~5回に減らしていきました。
生後4ヶ月の授乳
ほとんどミルクの混合栄養になってきたので、さらに母乳の授乳回数を減らし、1日で1~2回になりました。
生後3ヶ月の時と同様に、夜寝る前と夜中起きたときはミルクだけにしていました。
そして生後4ヶ月の中頃に断乳し、完全ミルクに移行しました。
断乳後のおっぱいのケア
断乳後のおっぱいはまだ母乳が残っているので、地域の母乳外来や助産院でケアしてもらうことをおすすめします。
自己流で断乳をすると、まれに乳腺炎などを引き起こし、医療的介入が必要になってくるケースもあるので、心配な方は専門家にケアをお願いしましょう。
また、自分で搾乳する場合もコツが必要で、うまく搾乳できない場合は時間がかかって適切な排乳ができていないこともあるので、専門家にケアしてもらうことをおすすめします。
まとめ
今回は、混合栄養から完全ミルクに移行する方法をご紹介しました。
- 混合栄養から完全ミルクに移行する理由は人それぞれ
- 完全ミルクでも赤ちゃんは元気に育つ!
- 母乳を少しずつ減らして母乳の断乳をしていく
- 授乳間隔を空け過ぎて乳腺炎にならないように注意!
- 断乳後は専門家におっぱいケアをしてもらうのがおすすめ!
母乳が出ず悩まれているママさんはたくさんいらっしゃると思いますし、私もその一人でした。
しかし私は混合栄養から完全ミルクに移行して、いろいろなストレスがなくなり、楽に育児ができるようになりました!
母乳育児にもミルクにはないメリットはたくさんありますし、母乳で育児できるに越したことはないのですが、ミルクでも赤ちゃんは元気に育ちます!
次回は完全ミルクの場合のミルクのやめ方について、体験談をお話します。
関連記事:赤ちゃんにいつまでミルクを飲ませたらいい?1歳になったらやめないといけない?
母乳で育てないと母親失格?生後1~2ヵ月の授乳
母乳育児が軌道に乗ってくると言われる生後1〜2ヶ月。
私はこんな悩みがありました。
- できれば母乳で育てたいけど母乳量が増える気配がない…
- 頻回授乳にしたら完全母乳に移行できる?
- 母乳で育てないと母親失格なの?
- 授乳の時間が辛い…
私が出産した産婦人科では、「なるべく母乳で育てましょう!」と母乳育児を推奨する産婦人科でした。
産前から母乳育児を進められていたので、できれば母乳で育てたいなと思っていましたが、実際はなかなか母乳が出ず苦戦しました。
今回は、本当に母乳で育てないといけないのか、生後1~2ヵ月の授乳の体験談も合わせてご紹介します!
母乳が出る仕組み
母乳は血液で作られています。
赤ちゃんがママの乳首を吸うと脳が刺激され、「プロラクチン」というホルモンが母乳を作るように指示を出し、血液で母乳が作られます。
さらに「オキシトシン」という母乳が出るよう促すホルモンが分泌されます。
つまり、頻回授乳をするほどプロラクチンやオキシトシンの分泌を向上させ、母乳を作る機能が高まるのです。
母乳育児のメリット
母乳育児の赤ちゃんにとってのメリットとママにとってのメリットをご紹介します。
赤ちゃんにとってのメリット
- 欲しいときにいつでも飲める
- 欲しい量だけ飲める
- 母乳の免疫物質が赤ちゃんに移行するため、病気や感染症になりにくい
- 消化吸収がいい
- ママとのスキンシップが取れる
ママにとってのメリット
- 産後直後は子宮収縮を促進し、出血量が減少しやすい
- お金がかからないので経済的
- 赤ちゃんとのスキンシップが取れる
母乳神話は本当?
「母乳神話」とは、「赤ちゃんは母乳で育てなければならない」という考え方のことです。
人によっては以下のようなことを言われるようです。
- 母乳で育てないと母親失格
- 母乳は赤ちゃんに免疫を与えられるので病気になりにくい
- 母乳は赤ちゃんの腸内環境が良くなる
- 母乳の方が赤ちゃんとの信頼関係が作られる
母乳神話は本当なのでしょうか?
確かに母乳神話も一理あります。
ただすべてが正しいわけではありません。
私は子どもを混合栄養→完全ミルク→卒乳しましたが、1歳になったわが子は非常に元気に育っています!
保育園に行き始めてから病気しまくりでしたが、それは完全母乳で育てられているお子さんも一緒でした!(保育園の洗礼はみんな受けます)
子どもとの信頼関係もできています!(と私は思っている…)
あくまでも私の個人的な意見です。
私は母乳があまり出なかったので、混合栄養や完全ミルクで行ってきた自分の育児や授乳方法が間違ってないんだ!と良いように捉えるようにしています。
いろんな意見があって当然で答えはないので、自分が気持ちよく育児ができる考え方、納得できる考え方を信じて育児方法を選択するのがいいと思います。
ミルク育児のメリット
ミルク育児の赤ちゃんにとってのメリットとママにとってのメリットをご紹介します。
赤ちゃんにとってのメリット
- ビタミンのバランスが良い(母乳はビタミンKが不足しがち)
- 消化吸収が遅く腹持ちが良い
ママにとってのメリット
- 授乳量が数字でわかる
- 産後すぐに職場復帰したいママや母乳がなかなか出ないママでも授乳できる
- ママ以外の誰でも授乳できる
- ママの体調が悪く薬を飲まないといけない時も授乳できる
粉ミルクは、赤ちゃんが成長するために必要な栄養がしっかり含まれており、完全に母乳の代用品として使うことができます。
混合育児でも完全ミルクでも、全く問題はありません!!
私は数字で管理がしたかったことと、ミルクで授乳する方が時間が短縮できるので、ミルクで育児ができて良かったと思っています。
では実際に、混合栄養で育ててきた生後1~2ヵ月の体験談をご紹介します。
生後1ヶ月の授乳
「その他」の欄に哺乳量を「母乳/ミルク(/搾乳)」の形で記入しています。
小児科の1ヶ月健診は問題なく終わり、体重増加も順調との診断でした。
2週間検診で助産師さんに「体重増えすぎ!」と怒られたことがトラウマになっていたので(関連記事:母乳とミルクの混合育児ってどうするの? 新生児期の授乳)、ドキドキしましたが、順調だったのでホッとしました。
1ヶ月健診の際に小児科の先生から、母乳+ミルクの全体の哺乳量を徐々に増やしてみてもいいかもというアドバイスをいただきました。
また、母乳の後にミルクを作るのが大変だったため、1回の授乳で母乳のみまたはミルクのみという風に交互にしてみました。
(誰に教えられた訳でもないのですが、自分が楽な方法にしました…)
新生児期は、母乳+ミルク=80mLくらいになるように調整していたので(関連記事:母乳とミルクの混合育児ってどうするの? 新生児期の授乳)、母乳の回+ミルクの回=100~120mLになるようにしました。
※搾乳機はレンタルが終わったので母乳とミルクのみになりました。
1ヶ月後半からは母乳神話に少し引っ張られたこともあり、「やっぱりもう一回母乳でがんばってみようかな…」という気持ちになってきたので、1回の授乳で母乳+ミルクどちらもあげるようにしてみました。
ただ、やはり母乳量は増えないので、今までと変わりなくミルクを足していく形になりました。
先ほどの母乳が出る仕組みで説明したように、母乳育児を軌道に乗せるには頻回授乳が重要だったんだと身をもって経験しました。
助産師HISAKOさんの動画が非常に勉強になるので、参考にしてみてください。
授乳の辛さ
赤ちゃんがおっぱいを飲んでいる姿は本当に可愛いですが、私は辛いと思うことも多々ありました。
- 授乳中は何もできない
- 授乳の姿勢が悪く、肩こりが悪化する
- 授乳中イライラしてしまう
- 憂鬱な気分になる
このような悩みを持たれているママさんは少なくないと思います。
授乳にストレスを感じる「不快性射乳反射(D-MER)」という病気もあるようです。
赤ちゃんがおっぱいを飲む時に、「オキシトシン」という母乳が出るよう促すホルモンが分泌されますが、さらにこの時、ドーパミンを下げる働きのある「プロラクチン」も一緒に分泌されます。
ドーパミンは、快感を得る、意欲を感じるなどの働きをするホルモンで、「不快性射乳反射(D-MER)」はドーパミンが下がることで不快に感じてしまう現象です。
私自身は不快になるほどではなかったのですが、「もしかしてこれD-MERかも?」と思われている方は、母乳外来や助産院に相談されることをおすすめします。
生後2ヶ月の授乳
「その他」の欄に哺乳量を「母乳/ミルク」の形で記入しています。
母乳量は体重計のレンタルが終了して測れなくなったので、「+」で記入しています。
赤ちゃんが生後2ヶ月になり、なぜか急に夜通し寝てくれるようになりました。
私としては夜しっかり寝られるようになって非常に助かりました…
寝る赤ちゃん、寝ない赤ちゃん、本当に個人差があるのだと思います。
夜しっかり寝るようになり、1日の授乳回数が8回から6回に減ったので、ミルクの量を増やし、母乳+ミルク=120~140mLになるようにしました。
母乳量は体重計のレンタルが終了して測れなくなったので、 これまでの傾向からミルクを80~100mL足すことにしました。
生後2ヶ月後半になるとまた夜中に起きるようになったので、授乳回数が6→7回に増えました。
夜中眠い中での授乳が辛かったので、試しに添い乳を試してみました。
添い乳とは、ママと赤ちゃんが体を横たえたまま授乳を行う姿勢を言います。
寝たまま授乳できるので、夜中眠い中起きて椅子に座って授乳する手間はなくなり、楽な姿勢で授乳ができます。
私は胸が小さい方でしたし、母乳もあまり出なかったので、添い乳はうまくできませんでした…
添い乳がうまくできる方は体勢も楽ですし、おすすめだと思います!
ただ赤ちゃんを窒息させてしまうリスクもあります。
夜中ははママも眠い状態で行うので、気づかぬうちに寝てしまい、力が抜けて赤ちゃんに覆いかぶさってしまう…という危険があるので要注意です。
まとめ
今回は、生後1〜2ヶ月の授乳についてご紹介しました。
- 赤ちゃんがおっぱいを吸うと母乳が生成される
- 母乳神話も一理あるが、ミルクでも元気に育つ!
- 完全母乳にしたい場合は頻回授乳がポイント
- 授乳が不快になるD-MERの場合は専門家に相談する
- 添い乳がうまくできる方は体勢が楽なのでおすすめ
ミルクで育児されていて、周りから「母乳あげないの?」と聞かれて、嫌な思いをされている方も多いと思います。
母乳で育てるか、ミルクで育てるかは、子どもの成長には関係ありません!
大事なのは、ママが楽に、笑顔で育児ができるかどうかだと思います。
次回は、混合栄養から完全ミルクにするやり方と、生後3~4か月の授乳について体験談をお伝えします。
関連記事:混合栄養から完全ミルクにするやり方は?生後3~4か月の授乳