「ねんねトレーニング(ねんトレ)」で寝かしつけから卒業しよう!
赤ちゃんの寝かしつけ、こんなお悩みはありませんか?
- 赤ちゃんが抱っこやおっぱいでしか寝てくれない
- 赤ちゃんがなかなか寝てくれなくてイライラする
- 赤ちゃんの夜泣きがひどい
- 赤ちゃんが夜に覚醒してしまう
ママの睡眠時間がなかなか取れなくてストレスが溜まりますよね…
私は子どもが生後6ヶ月の時に「ねんねトレーニング」を行いました。
ねんねトレーニングで子どもが1人で寝てくれるようになり、寝かしつけのストレスがなくなりました!
今回は、「ねんねトレーニング」の方法と体験談をご紹介します。
「ねんねトレーニング」とは
「ねんねトレーニング(ねんトレ)」とは、赤ちゃんが1人で眠れるようにトレーニングすることです。
抱っこやおっぱいなど赤ちゃんが慣れた方法で寝かしつけをされているママさんも多いと思いますが、この癖があると赤ちゃんは「コレでしか寝られない!」という状態になってしまいます。
また、赤ちゃんは夜中に目が覚めた時に、寝付いた状態から環境が変わっているとびっくりして夜泣きに繋がると言われています。
例えば、ママに抱っこされて寝ついたのに目が覚めた時には布団にいるとびっくりしてしまうのだそうです。
1人で寝つけるようになれば、夜中に目が覚めたとしても環境が変わっていないので夜泣きに繋がることもありません。
ただ、ねんねトレーニングは必ずやらないといけないわけではありません。
今の寝かしつけの方法でママさんが幸せであれば、無理にねんねトレーニングをする必要はありません。
赤ちゃんの寝かしつけや夜泣きにお困りの方は、ねんねトレーニングをご検討されてみてはいかがでしょうか。
ねんねトレーニングを始める前に
ねんねトレーニングをする前には事前準備が非常に重要です。
ねんねトレーニングを始める前の注意点をご紹介します。
「睡眠の土台」を整える
「睡眠の土台」とは、「睡眠環境」「ママと子どもの幸福度」「生活リズム(ねんねルーティン)」のことを言います。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:赤ちゃんが1人で眠れる?!「睡眠の土台」を整えよう!
ねんねトレーニングを始める前に「睡眠の土台」を整えておくことは前提条件になります。
睡眠の土台を整えるだけでセルフねんねができるようになることもあります。
まずは睡眠の土台を整え、それでも1人で寝られない場合はねんねトレーニングを行ってみましょう。
ねんねトレーニングを開始する時期
ねんねトレーニングは、夜通し寝られるようになると言われている生後6ヶ月以降から始めます。
6ヶ月よりも低月齢の頃は、発育や成長、母乳量等が睡眠に影響することが考えられるため、ねんねトレーニングをしても効果が得られないことがあります。
生活スケジュールを整える
愛波文さんの著書『ママと赤ちゃんのぐっすり本』によると、子どもには「活動時間」というものがあり、機嫌よく起き続けられる時間が月齢ごとに大体の目安があるそうです。
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大人は疲れると眠くなって寝るというのが普通ですが、子どもはこの活動時間を超えると疲れすぎて、目を覚ますストレスホルモンが分泌されてしまいます。
この活動時間を目安に授乳や昼寝の時間などの生活リズムを整えることが必要です。
関連記事:赤ちゃんがなかなか寝てくれない…赤ちゃんの寝かしつけのコツを解説!
ねんねトレーニングの予告をする
ねんねママさんのYouTubeによると、ねんねトレーニングを始める前に赤ちゃんに予告をすることが必要と解説されています。
急にねんねトレーニングを始めると、「今まで抱っこやおっぱいで寝かしつけられてたのに!」赤ちゃんもびっくりしてしまいます。
遅くとも約1週間前から声掛けをしてあげたり、カレンダーを見せていつから始めるのかを説明したりするなど、いつからねんねトレーニングを始めるのかを予告していきましょう。
ねんねトレーニングの方法
ねんねトレーニングの方法には2種類あります。
- フェイドアウトメソッド:子どもとの距離を少しずつ伸ばしていく
- タイムメソッド:子どもと離れる時間を少しずつ伸ばしていく
それぞれの具体的な方法は、ねんねママさんのYouTubeで詳しく紹介されています。
<フェイドアウトメソッドの方法>
フェイドアウトメソッドは、子どもを部屋に1人にせず、寝るまでサポートすることができます。
ただ、タイムメソッドに比べて時間がかかることと、下の子がいる場合は難しいといったデメリットもあります。
<タイムメソッドの方法>
タイムメソッドは、比較的短期間で成功しやすく、下の子がいても行いやすいというメリットはありますが、赤ちゃんの泣きが一時的に激しくなるデメリットもあります。
ねんねトレーニング体験談
私は子どもが生後6ヶ月半になったときにねんねトレーニングを行いました。
18日間のねんねトレーニング記録をご紹介します。
事前準備
寝室の環境
寝室の環境の整え方にはポイントがあります。
- 光
- 音
- 部屋の温度と湿度
- 寝るときの服装
- 安全性
もう1つ重要なポイントは「赤ちゃんが寝付いた時と同じ環境が起きる時間までずっと続いていること」です。
ねんねトレーニングを始める前の寝室の環境の整え方はこちらの記事に紹介しています。
関連記事:赤ちゃんがぐっすり眠れる?!快適な睡眠環境を整えよう!
生活スケジュール
生後6ヶ月の活動時間は2~2.5時間なので、活動時間を超えないようにねんトレを開始しました。
日中も活動時間を目安に朝寝・昼寝・夕寝をさせ、この時は今まで通り抱っこでの寝かしつけをしていました。
また、寝る前にはねんねルーティンとして、絵本を2冊読んでいました。
●『いいこでねんねできるかな』
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●『10このきらきらねがいぼし』
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関連記事:赤ちゃんが1人で眠れる?!「睡眠の土台」を整えよう!
予告
1週間前からカレンダーに×をしていき、「この日から1人で寝られる練習をしていくから、がんばろうね!」と声掛けをするようにしました。
方法
ねんトレの方法は「タイムメソッド」を採用しました。
タイムメソッドは、子どもと離れる時間を少しずつ伸ばしていく方法です。
- 子どもを寝室の布団に置き、寝室を出る
- 子どもが泣いても寝室には入らず、1日ごとに決められた時間の間隔で部屋に入り、1分間あやす
- 子どもが寝るまで、入室→退室→待機を繰り返す
ねんねトレーニングの記録
では、18日間のねんねトレーニング記録をご紹介します。
数字は寝室を退出して待機する時間を示しています(単位はすべて分)。
<ねんトレ1日目>
3→5→8→8→13(泣きが弱くなったので8分+5分様子を見た)→9→12→寝る
合計:64分(1分間あやす時間を含める)
夜中に起きたので様子を見る→3→9(静かになったので様子を見る)→寝る
これまで夜中に何度か起きていましたが、夜中起きたのはこの1回のみで夜通し寝てくれました!
<ねんトレ2日目>
9(はじめは泣かなかったので5分+4分様子を見た)→11(泣きが弱かったので8分+3分様子を見た)→12(泣きが弱かったので10分+2分様子を見た)→10→10→寝る
合計:56分
夜中に一度泣きましたが、すぐ寝ました!
<ねんトレ3日目>
8→10→13(泣き止みそうだったので12分+1分様子を見た)→5→寝る
合計:39分
3日目にして時間が短くなりました。
<ねんトレ4日目>
10→12→2→寝る
合計:26分
前日よりもさらに時間が短くなりました。
<ねんトレ5日目>
7(試しに部屋に入ってみると泣く)→3→寝る
合計:10分
5日目にして驚異的な早さで寝ました!
<ねんトレ6日目>
15→18→9→寝る
合計:44分
前日よりも泣く時間は長めでしたが(原因は不明)、1人で寝られました。
この日は夜中に一度起きました。
<ねんトレ7日目>
15→19→寝る
合計:35分
<ねんトレ8日目>
0分!
なんと私が寝室を出ても泣かずに寝ました!!
夜中は2回ほど泣きましたがすぐ寝ました。
<ねんトレ9日目>
7→寝る
合計:7分
この日は夜中に起きてしばらく泣いていました。
15→18→20→寝る
合計:55分
<ねんトレ10日目>
0分!
私が寝室を出ても泣かずに寝ました!
<ねんトレ11日目>
13→寝る
合計:13分
<ねんトレ12日目>
0分!
寝室に行って10分後くらいに少し泣きましたがすぐ寝ました。
<ねんトレ13日目>
40(泣いたり止んだり)→20(泣いたり止んだり)→寝る
合計:60分
この日は日中のリズムが崩れたこともあり、1時間程泣いたり止んだりでした。
<ねんトレ14日目>
15→寝る
合計:15分
<ねんトレ15日目>
15→15→寝る
合計:15分
<ねんトレ16日目>
13→寝る
合計:13分
<ねんトレ17日目>
13→寝る
合計:13分
この日は朝寝と昼寝も1人で寝ることができました!
<ねんトレ18日目>
0分!
少し泣きましたがすぐ寝ました。
そして朝・昼・夕すべて1人で寝ることができました!
ねんねトレーニングのよかったこと
私の子どもは18日間でセルフねんねを習得し、寝室に連れて行って布団に寝かせるだけで1人で寝られるようになりました。
今まで抱っこで寝かしつけており、成長とともに体重が重くなってきたり、泣き続ける体力もついてきたり、背中スイッチが発動して1から寝かしつけをしたりと、寝かしつけがストレスでなりませんでした。
ねんねトレーニングを行ってからは寝かしつけのストレスから解放されたので、本当に楽になりました!
夜もぐっすり寝てくれるので、私自身の睡眠時間も確保でき、私にとってはねんねトレーニングはメリットだらけでした。
子どもを泣かせ続けることがストレスになる方は、この「タイムメソッド」は向いていないかもしれませんが、寝かしつけで本当に困っている方はぜひ試していただきたいです。
ねんねトレーニングのその後
1歳になった現在は、実は添い寝で寝かしつけています。
というのも、8ヶ月から保育園に通い始め度々病気をもらってくるようになり、体調が悪く夜中に起きてしまうことがよくありました。
体調が悪い時には1人で寝られないしかわいそうだったので、抱っこで寝かしつけていました。
ねんトレ後に再度抱っこで寝かしつけをして癖がついてしまっても、セルフねんねの能力がなくなることはありません。
体調がよくなってからねんトレを再開し、セルフねんねができるようになった…と思ったらまた別の病気をもらってくる…という繰り返しだったので、今は添い寝で寝かしつけています。
それでも30分程度で寝てくれるので、抱っこで寝かしつけをしていた時よりは断然楽です。
まとめ
今回は、「ねんねトレーニング」の方法と体験談についてご紹介しました。
寝かしつけで困っていらっしゃる方、ぜひねんねトレーニングを試してみてください!
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